ファイアーエムブレム外伝 研究所

FIRE EMBLEM  Side-story

はじめに

バレンシア最短踏破
はじめに
第1章
第2章
第3章
第4章
おわりに
 
 
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 『ファイアーエムブレム外伝』は全体MAPにおけるターン数がカウントされる。各所を一通り回って行くと、およそ80ターン前後でリゲル城に到達。しかしこの中にはクリアの条件に含まれない寄り道も数多く含まれている。
 では、余計な寄り道を一切せずにリゲル城を目指した場合、一体何ターンで辿り着けるのか。全体MAPを眺めながら一つずつ数えれば分かりそうなものだが、折角なのでチャレンジしてみた。
 
予想される困難
 とは言え、非常に困難な挑戦であるのは想像に難くない。レベル上げをせず、普通にクリアするだけでも難しいFE外伝。それをさらに最短で目指すとなれば、その難易度は計り知れない。
 スタート前にざっと重要ポイントを挙げてみよう。まずはアルム側。

(1)ほとんどのユニットを仲間に出来ない。
(2)ほとんどのアイテムを入手出来ない。
(3)アルム以外のクラスチェンジが出来ない。
(4)聖なる井戸を使えない。

 (1)については、洞窟内や砦内で仲間に加わる連中は、そもそも中に入らないのだから当然仲間に出来ない。結局仲間に加えられるユニットはアルムを筆頭に、「ルカ」「グレイ」「ロビン」「クリフ」といったラムの村の人々、そしてその他には「デューテ」と「マイセン」だけ。しかもマイセンはリゲル城到達後に仲間となるので、実質的には対象外となり、結局5人のみ。
 (2)については、単純に宝箱からの入手機会がナイトキラーのみとなり、後は敵ユニットの所有アイテムを奪うしかない。「皮の盾」「鋼の弓」「天使の指輪」の3種となる。その天使の指輪も、第4章最終戦後の入手となるためやはり対象外。
 デューテを仲間に加えれば祈りの指輪も手に入るが、デューテを仲間に加えること自体が至難の業。回復ユニットのいないアルム側の、唯一の自己回復手段だけに、何とか入手したい所だが・・・。
 (3)については、一度もミラのしもべと接触する機会が無いため、強制イベントのアルムを除き、他のユニットは一切クラスチェンジが出来ない。つまり村人はそのままリゲル城を目指すことになる。基本3段階のクラスが設けられ、その都度パラメータの底上げが行われる外伝において、最下辺のクラスのままでいることは自殺行為に等しい。
 (4)については、ドーピングによるパラメータ調整が出来ないため、ひたすら戦場でのレベルアップで帳尻を合わせて行くしかない。リセットの嵐の予感。

 そうしてみると、セリカ側はまだ恵まれている。(1)(2)は共通の悩みだが、セリカ側は参加ユニットのバランスが良く、回復ユニットも複数いる。アイテムもアルム側より「使える」物が手に入る。また、1回だけだがクラスチェンジも出来るし、「聖なる井戸」を使える機会も結構ある。
 唯一アルム側より不利な点は、セリカ自身の成長率。アルムに比べ、「力」「守備」「HP」といった戦闘向きの主要パラメータが伸びづらい。それでも聖なる井戸を何度か使えるので、ある程度は調整がきく。

 
作戦構想
 上記の様に、やはりアルム側が攻略にあたっての壁となる。第3章の「ドゼーの砦」や「水門」等、難度の高いステージもあるが、特に第4章の「リゲル平野」「竜の火口」「リゲルの滝」の3連戦(実質5連戦)をくぐり抜けるのは生半可ではないはず。恐らくアルム以外は生き残れないだろう。
 そこで考える。村人をいくら鍛えても所詮村人。クラスチェンジ出来ない以上、ソルジャーもまた同様。であれば、全員を満遍なく鍛えるよりも、アルム一人を鉄人兵器に仕上げる。そして他の連中は戦闘MAP攻略のため、要所要所でアルムの囮として効率良く死んでもらうことにした。
 セリカ側についても、セリカを徹底的に鍛え上げるのは同様だが、全員無事で突破できるはずなので、この非情な作戦はアルム側限定。
 
攻略条件
 「最短ターンでの攻略」というのが既に最高の「縛り」となっているものの、一応誰がやっても同じ条件になるように以下の条件を付け足す。
  • ノーマルモード
  • 敵がランダムで落とすアイテムは使わない
  • 援軍が出現してもリセットしない